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キレイの本音



函館の旅 その3。“でっかいどう北海道”はやはり不滅コピー。留守番にゃんはごめん寝でぐったり

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 ちょっと間が空いちゃいましてすみません、函館の旅の続きです。その1はこちら、その2はこちらをどうぞ。


 数度目の函館で今回はじめて、函館山からの夜景を見てきました。何度かこれまでも挑戦しようと思いつつ、天候になかなか恵まれず。今回も山にガスがかかっていたので微妙でしたが、ロープウェイで登ってみることにしました。
 夜の8時半をまわっているというのにロープウェイは窓が曇るほど満員。ほとんどが外国人観光客で、日本人はざっと、2割いるかいないか、くらい。すんごい熱気。
 例によって高いところの苦手な私は(ちなみに夫も苦手)、なるべく中央あたりに乗り込もうと細心の注意をはらっていたつもりが、あれよあれよと団体観光客の勢いに押されて窓際、しかも先頭部分にぴたっと到着。ぎゅうぎゅうで動けそうもないので諦め、窓の外にレンズを向け、きゃっきゃとうれしそうにシャッターを押す中国人の女の子を「まあ可愛い」と眺めることに集中しました。
 高い場所、夜はね、まだいいんです。景色がはっきり見えないので、高いところにいる、という実感を誤魔化せます。高層ビルからの夜景もまずまず大丈夫。というか夜景は大好きなんです。“引き”の画、だから、さらに怖さは減少しますので。トマトの生は苦手だけれども火が通してあると大好物、のような(そうなの?)、高い場所は昼間は絶対無理だけど夜景を悠然と眺めるのはむしろ好き、なんです。
 ともあれ、夜景、と呼べる“引き”の景色ではないロープウェイの中から見える暗いながらも若干高さを実感してしまう足下の木々などには目もくれず、カメラの女の子を注視すること3分、ついに到着しました展望台です。早いようで長い3分。
 そしてそこにも人人人、山頂展望台テラスは夜景を楽しむために薄暗いので、人とぶつかりそうになったりして結構大変。やっとの思いで柵に辿り着いてぱちりしたのが冒頭のお写真です。やっぱりガスの影響かぼんやり街の灯りが滲んでいますが、この函館独特のくびれがね、美しいですねなんといっても。
 実は2年ほど前にも、この展望台に来たことがあるんです。でもその時は昼間だったので、柵まで怖くて近寄れず、写真も「なんだかなぁ」みたいな感じに。しかし今回は、クリアとはいかないけれども、綺麗なくびれが撮れました。
 函館の景色はこのくびれ、だけではありませんねもちろん。街中であっても、北海道独特の、べろーん、とした広さが存分に味わえます。そういえば、お墓参りも無事終わったあと、親族の誘いで、沼、に行ったんです。
「この近くの沼でね、まあ行って30分か40分ぐるっと一周するくらいで帰ってくるけど、ちょっと行ってみる?」
 と。言われて私は、ぱっと頭の中に井の頭公園が浮かびました。そうね、あの池を1周するくらいの感じね、きっと景色が綺麗なんだろうななんて、思ってたらばもう。
「ほらほら、見えてきた」
 と、言われて車の窓の外を見遣ると、私の井の頭公園は瞬時に吹き飛び、その、べろーんとした広い沼(実際には湖沼群)が眼前に果てしなく広がっています。周囲にはキャンプ場でテントを張っている人々、レンタル自転車でサイクリングを楽しむ人、実にスケールの大きな、まるで北欧かどこか、ですねこれはもう、そう思いながら、そうしたのんびりとレジャーを楽しむ人々を横目に、ああそうか、1周30分、というのは、車で、のことだったんだ、散策じゃないんだと、そもそもの尺度の違いにひとり驚きつつ、あまりに美しく広い景色を車内から「すごい」、「広い」を連発しながら鑑賞したのでした。あとで調べたら、大沼国定公園というところだった。それはもう広いわけですよね(笑)。ただ広くて美しい。唖然とします。すべてのやる気を奪うこの雄大さ。北海道はたいがいどこに行っても、この広さに飲み込まれる瞬間があります。「ま、いっかぁ」っていう気分になる。悩んでも仕方ないかぁ人生いろいろあるもんねと、ネガティブな緊張感が瞬く間に消えてなくなる、そういう広さです。以前、美瑛に行ったときもそうだった。あれも凄い。そして美しい。美瑛には私の大好きな『モリエール』系列のオーベルジュ(HPはこちら)があるんですよね、いつか行ってみたいなぁ。広くて美しくて美味しい、なんて、もう文句なしじゃないですか、ね。
 ちなみにこちらの大沼国定公園、函館から近いです。新幹線の新函館北斗駅からはもっと近い。おすすめですよ。

 言い忘れましたが、冒頭写真のバラは、函館市旧イギリス領事館にて。





 余談ですが。
 ここ数年、夫婦で外泊のときは、我が家のにゃん(♂)をペットホテルに預けているのですが、彼は気が小さく、毎度帰宅するとぐったり。
 今回も、帰宅して、もの凄い勢いでご飯とトイレをすませると(お泊まり中はほとんどやらないのです困ったことに)、あとはひたすら「僕って可哀想」モードでべったり。







函館の旅 その3。“でっかいどう北海道”はやはり不滅コピー。留守番にゃんはごめん寝でぐったり_f0221398_15573796.jpg
 おでこをごちんしながら30分抱っこで私は汗びっしょり。






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 腕枕&ごめん寝、で、夫も汗びっしょり。

 彼のごめん寝、はじめて見ました。
「い、息、してる!?」
 と、一瞬焦りましたが、大きくゆっくりとお腹が上下していてホッ。だってもう、ちょっとゆすっても無反応なんだもの。余程疲れたのね。許せ。



 というわけでこれで函館の旅のお話はおしまいです。でっかいどう北海道、って本当に完璧なコピーだなと思います(古くてごめん)。


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©Kirei no Honne
by kireinohonne | 2016-07-23 16:10 | 日常、その他
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