キレイの本音



反原発アイドルとブラック・スワン、ルーマー

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 最近『14才のココロ』(徳間書店)という本を読みました。3月23日、“批難覚悟で…”というタイトルで反原発の思いをブログにアップし、一躍注目されたアイドル藤波心ちゃんのエッセイ本。私もこの日のブログは読みまして、14才という幼さだからこそのストレートな意見が好まれたのかしらね、なんて斜め目線で読み始めたのですが、なかなかどうして、これだけの長文でエピソードや比喩を用いつつそう散らかってないので、最後までぐっと引きこまれて読んでしまいました。この本にその時のことも書いていますが、アップしたのは23日だけれど、本当はこの数日前に書いてあり、それを何回も何回も書き直して、この日にアップをしたのだそう。原発関連で意見を主張する人はたくさんいますが、彼女は意見を主張せず伝えた、という印象で、著名人もこぞって絶賛するほどの人気となったのも頷けるなあと思いました。
 この本は写真も満載で、心ちゃんのへそピアスや初写真集でのちょっと色っぽい写真なんかもちらりと紹介されていて、その傍らで、Tシャツ&デニムのミニスカでソフトクリームを舐めている可愛らしい彼女の写真と一緒に、“べとべと”のタイトルで“燃料棒が融けているみたいです。”と始まるエッセイがあったり。彼女のあどけない容姿や、はっとさせられる色っぽさ、キュートな本のデザインや書体、そして強い反原発の思いなどなど、相反する魅力がぎゅっと詰まっていて、そのギャップに翻弄されます。
 彼女のブログを久しぶりに見ましたが、上杉隆さんや岩上安身さんといった今をときめく骨太ジャーナリストの方々も登場されていたり、ひらひらのミニスカートの心ちゃんがガイガーカウンターであちこちを測定、なんていうのもあったり。これからも彼女の動向に注目したいと思います。
 もうひとつは山岸涼子さんの漫画、『黒鳥 ブラック・スワン』(白泉社文庫)。この表題作ほか3作収録の短編集です。これは先日、映画『ブラック・スワン』を見に行って、あまりの興奮に家にあった本作を読み返してしまいました。最初、「ついに山岸涼子さんの漫画がハリウッドで!?」と勘違いしましたが、映画もまた良い意味で期待を裏切られてとても面白かったです、本当に怖かった。主人公ニナの、古ぼけたリカちゃんハウスのような部屋も怖くって、お金持ちのそれと違い、可愛らしいものをずっと古いまま使わせている、そうせざるを得ない母親の執念と怨念、生活状況、それに洗脳されるがままの娘、というバックグラウンドがあの部屋を映すだけでわかり、ニナの壊れゆく姿に物語をぎゅっとフォーカスできています。実際上映時間のとても短い映画ですよね。
 この『黒鳥』は、映画ほどではないにせよ、主人公の心の闇の葛藤や、プリマのプライド、嫉妬、三角関係といったお約束の内容が、山岸涼子さんならではの鋭さや儚さ、美しいバレリーナ達の絵とともに紡ぎ出されています。やっぱり辛い恋愛や強い嫉妬を経験しないと黒鳥は踊れないんだなという。
 CDは、以前もちらりと書きましたルーマーの『SEASONS OF MY SOUL』。今日のようにとても蒸し暑い日に聞くとまた一段と、空気が澄むというか、クリアになって涼しげな気分になれます。現在かなりヘビーローテーションで聞いていますが、一向に飽きません。明日も暑そうなので、きっと聞くだろうと思います。(c)tw1994
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by kireinohonne | 2011-07-09 00:07 |
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